シルバニア化

2015年11月26日日常

夫が深夜に帰宅して、
ご飯食べる姿を横で観察。

横顔がいいんだよなぁ、とか。
綺麗な二重で羨ましいとか。
整った形の眉毛に、高い鼻に、
華奢なすらっとした体や、長細い指。

どれも、今も好きなパーツ。
昔、18年前に出逢って恋をした頃に
素敵だなぁ、と思っていた所。
私もあまり変わらないと言われる方だけど
夫もあまり変わってない。

そう。
外側は、あんまり変わってないの。

その変わってない外見の夫から、
「ゲフー」とか「ブヒー」とか、
およそときめきからは程遠いものが放出されるようになったのは
付き合って何年目だったか・・・。
結婚したらそれが加速し、
子供が産まれたら、そこに親ばかが加わった。

口を開けば子供の話。
てか、あの人は子供大好き人間だから余計なのか、
息子や娘のへんてこな歌を作詞作曲して歌いだしたり、
突然思い出しては可愛い可愛い言いだす。
平日、あんまり会えないから尚更なのか
ちょっとおかしい人レベルで、まー出てくる。

いいパパだと思う。
自転車とか鉄棒の練習付き合ってくれるし、
お風呂も入れてくれるし。
まあ、思いつくのがそれくらいだったんだけど（笑）
進んでやってくれるしね。

いい家庭、を作れてると思うよ。
どっからどう見ても仲良しファミリーだもん。
動物だったらシルバニア化出来るよ。
息子も娘もいるから商品化しやすそうだし。

でも正直、そうなると、
私の好きな夫じゃあないんだよね。
あの人にママ、って言われたくないし！
ゲフゲフブーブーすっごいのも、いい加減嫌だし。
変な替え歌作るんなら、私にも作って欲しいもん。
パパでいてもいいから、
私の夫でもいてよって思う。

贅沢なのかねー。
結婚には、愛情はあってもいいけど
恋愛の愛なんか不要ってことなのかねー。
私はいつまでも、個々でいたいと思うけど。

修行して、解脱すべきなんだろか。
恋愛して、結婚して。
子供が産まれて親になったら
その愛情は子供への愛、家族への愛へと昇華させて
父と母になる。
好きだのときめきだの、そんなくだらんものはいらん、
父と母になるのだ！って
俗な存在から解脱すべきなんだろか。

まだ出来ない・・・。
愛情の種類が増えただけで、
私にはまだ捨てきれない。
まだ週末、夫が家にいるだけで
トイレ行けなくなって便秘になる私がいるもん。

はぁー。
親ばかで緩んじゃったとこじゃなくて
かっこいいとこが見たいわ・・・。